« フライングですが ちょっと投稿 | トップページ | これから高知を支えてく職人たち »

2008年6月 6日 (金)

最近竣工した住宅

主に住宅の設計と監理の仕事をしています、浜田です。
自宅に事務所を構えて、一人でせっせと図面を書いています。
ネットワークのメンバーが持ち回りで、このブログに記事を書いていくことに
なりました。さて、私は何を書こう?

と考えて、最近竣工して引き渡した物件をご紹介しながら、自分流の家作りを考えてみたいと思いつきました。

おつきあいよろしくお願いします。

1)概要

建設場所
高知市内の典型的な下町。
住宅が建てこんだ密集地・準防火地域

南側は現在空き地。日当たり抜群。
しかし、いつまでもこのまま?

計画に当たっては、マンション・アパートが突然、南隣に出現してもいい
ように考えることから始めた。

家族構成
おばあちゃんと夫婦、孫と犬一匹

敷地坪数25坪の狭小な敷地に建つ2階建て木造住宅 
 1階床面積 48.41㎡
 2階床面積 46.68㎡
 延べ床面積 95.09㎡(約29坪)

この家のテーマ
『ローコスト・狭小住宅、下町の厳しい条件、高齢者と同居する住宅』


 必要最小限の部屋数
 無駄の無い敷地計画
 を心がけたコンパクトな住宅

間取りの特徴

 敷地は東西に長い、うなぎの寝床のような長方形。
 道路は、敷地の東側。
 敷地南側の細い路地を入ると、中庭と玄関がある。
 玄関横が濡れ縁 濡れ縁の真ん中には植え込みが作ってあって、
 ここに竹を植える予定。

 外構工事が完成すれば、すらりと伸びた竹が2階にあるDLの窓前面に緑の葉 を見せて、家族の団欒に潤いをもたらしてくれる予定。

 愛犬のための犬小屋は先代の形見の金木犀の横。

 敷地の真ん中に玄関と中庭を取り、東棟と西棟に振り分けたのは、
 密集地でも、採光と通風を取り入れられるようにしたため。

1階
 玄関に入って、正面が2階に上がる階段と廊下
 玄関前の廊下を挟んで東側にごく普通の夫婦寝室。
 西側にはおばあちゃんの専用室、および、おばあちゃんのミニキッチン、
 家族の脱衣室・トイレ、浴室。ただし、老人介護を第一に考えた構成。

2階
 階段を上がって東側が子供部屋。約6畳の広さ。杉板仕上げの屋根裏見出し
 小さいロフトあり。

 階段西側は、約10畳のダイニング・リビング。家族団らんの部屋。
 続いて、コンパクトなキッチンと食品庫兼用の家事室。

■地震等の配慮
 1階に老人が暮らすので、耐震性能には特に注意を払った。
 まず、地質調査とその結果に見合った地盤改良。耐震壁の壁量と配置。
 充分な基礎の配筋、構造材のサイズ、補強金物。

 主要な部屋の内壁には、家具固定用の構造合板を通常の内装下地に重ねて
 入れた。

■最後に
 いつも思うのは、建物に現れる設計者の個性。
 優柔不断でまとまりの無い部分は私のせい、といつも思う。(笑)
 しかし、現れるのは設計者の個性だけ?

 似たような敷地でも施主が変われば、結果も千差万別。
 施主の要望やライフスタイルをお聞きし、共に考えれば、施主の個性も
 建物に一緒に反映されるはず。
 竣工後、末永く暮らすのは施主とその御家族。できあがった建物は
 あくまでも施主のもの。であるなら施主の個性が髣髴とし、施主が
 「自分で考えた家です。」 と思っていただけるとしたら とても有難い。

 

■写真はスタディ模型
 紙製なのでふにゃふにゃなのはご愛嬌、ご勘弁を。
 ボリュームとか、家の形とか、お隣との関係とかチェックする為の模型です。

Mokei_2

追伸:もちろん地場の杉をふんだんに使った「木の家」です。

□浜田健蔵建築事務所/浜田宏

|

« フライングですが ちょっと投稿 | トップページ | これから高知を支えてく職人たち »

住まい・インテリア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/395876/21445028

この記事へのトラックバック一覧です: 最近竣工した住宅:

« フライングですが ちょっと投稿 | トップページ | これから高知を支えてく職人たち »